台湾の森林・林業・木材関係の方々との交流がはじまりました

By | 2018.08.16

先月発生した西日本豪雨災害の被災者の皆様に対し,謹んでお見舞い申し上げます。

幸いにも,当財団の育苗ハウスは,無事でした。

梅雨明けからの連日の猛暑で、

われわれ職員も少し夏バテ気味となっています。

また、育苗ハウス内の最高気温も、連日40℃を超えていることから、

コウヨウザンの苗にも傷んだものがいくらか見られるようになっています。

 

去る7月31日には、台湾の関係者の方々に、

ハウス内のコウヨウザンの苗を見ていただき、育苗方法について指導を受けました。

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このときに、台湾の林業試験所の研究員の方から、次のような貴重な御意見をいだきました。

◎コンテナの中の培土(用土)について、もっと排水性をよくする。

◎育苗中の苗に、地際から枝(萌芽枝)が出るのはよくない。

◎育苗している苗の間隔が狭いので、もっと広くした方が良い。

◎日中の灌水は避ける。

いただいた御意見の中にある排水性のいい培土とするよう、

早速培土の試作をしているところです。

 

台湾の関係者の方々とは、育苗ハウスの視察のほかに、庄原市内のコウヨウザン林の見学や、

意見交換会による交流も行いました。

詳しい内容は,近々,報告書としてとりまとめて,ホームページに掲載したいと思います。

当財団としましては、より良いコウヨウザンのコンテナ苗の生産を目指して、

今後も、台湾との交流を続けていくこととしています。

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