10月の11~12日に福島県で山林種苗生産圃場現地検討会があり、
3つの樹苗生産施設を視察してきました。
福島県では山林用の苗木のコンテナ苗による生産が普及してきており、
1生産者でコンテナ苗を40万本生産できる規模で、
スギ・クロマツ・アカマツのコンテナ苗が生産されていました。
スギのコンテナ苗
クロマツのコンテナ苗
写真は、畑に防草シートを敷き、300ccのキャビティコンテナで育苗されていました。
種まきから幼苗管理・コンテナ移植・育苗管理などの作業について、
各生産者それぞれに工夫して効率的に苗木を生産されていて、有意義な研修となりました。
また、福島県では東日本大震災により海岸防災林260haのうち155haが被災し、
現在も復旧工事が行なわれています。
海岸防災林 植栽されたクロマツ苗
植栽されたクロマツ苗
この復旧工事には、地元の生産者の手で育てられたコンテナ苗により、災害復旧が行われていました。
視察状況
9月27日 広島県樹苗農業協同組合 22名
10月1日 農林水産省 林野庁 森林整備部 1名
10月23日 國六㈱他 9名