獣害対策を検証するためのモデル林を整備しました

By | 2019.05.13

農林水産業みらいプロジェクト助成事業で植林するコウヨウザンのモデル林の3ヶ所の中で、

最後となる広島県安芸高田市美土里町のモデル林への植林が終わりました。

このモデル林の総面積は4.69ha、植栽密度は1,500本/haで、

他のモデル林と同様に山林と耕作放棄地を含むエリアを設定しましたが、

3団地に分かれており、いずれの団地も鹿と野ウサギの食害が見られることから、

2通りの被害対策を行って、比較検証することとしています。

まず、2団地については、区域全体に鹿除けの柵を設置しました。

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さらに、植え付けするコンテナ苗には、野ウサギの食害防止のための忌避剤を出荷する前に散布して、

植林しました。

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残りの1団地には、植え付けた苗木を鹿や野ウサギの食害から守るため、

苗木保護用のツリーシェルター(下の写真の白い筒状のもの)を4種類設置しました。

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遠くからツリーシェルターを設置したこの団地を見ていると、白い棒が山の斜面に整然と並んだ様子が、

綺麗に感じるのと同時に、何があるのかわからない不思議さを感じさせてくれます。

今後、植林した苗が、鹿や野ウサギの食害に遭わずに、順調に大きくなってもらいたいと思います。

 

施設視察状況

4月19日(金) 林野庁 森林整備部 整備課2名